事業概要

微量PCB廃棄物処理
品目 微量PCB廃棄物処理
導入ポイント

■微量PCB廃棄物の適正処理!

詳 細 ■PCB(ポリ塩化ビフェニル)とは
・人工的に合成された化学物質。
・熱に対して安定で、電気絶縁性が高く、耐薬品性に優れており、電気機器の絶縁油、熱媒体、ノンカーボン紙の溶剤等、幅広い分野で用いられた。
・生体に対する影響としては、脂肪に溜まりやすく、発がん性があり、皮膚障害、内臓障害等を引き起こす。
・高温燃焼によって、分解することができる。

■PCB問題の経緯
・1968年 カネミ油症事件が発生。
・1972年 製造中止
・1974年 製造・輸入・使用禁止。
・2001年 PCB特別措置法制定。
・2002年 電気機器等に使用されている絶縁油から微量のPCBに汚染されている物があることが判明。
・2005年 環境省による微量PCB混入廃電気機器等(絶縁油・トランス等)の実証実験開始

■PCB特別措置法
・処理方針が示されず、事業者が長期保管→不適正保管・紛失等による汚染の拡大が社会問題化
・PCB廃棄物を保管する事業者は、平成39年(2027年)3月末までに、PCB廃棄物を処分しなければならない。

■処理対象物および無害化処理方法
・微量PCB汚染絶縁油 ⇒ 高温焼却処理
・微量PCB汚染物 ⇒ 連続加熱分離方式

■PCBの用途および製品例
・絶縁油(トランス用):発電所・工場・ビル・病院・鉄道車両・船舶等のトランス
・絶縁油(コンデンサ用):蛍光灯・水銀灯等の安定器、白黒テレビ・電子レンジ等の家庭用コンデンサ、直流用コンデンサ、蓄電用コンデンサ
・熱媒体(加熱と冷却):各種化工業・食品工業・合成樹脂工業等の諸工業における加熱と冷却、船舶の燃料油予熱、集中暖房、パネルヒータ
・潤滑油:高温用潤滑油、油圧オイル、真空ポンプ油、切削油、極圧添加剤
・可塑剤(絶縁油):電線の被覆・絶縁テープ
・可塑剤(難燃用):ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ゴム等に配合
・可塑剤(その他):接着剤、ニス・ワックス、アスファルトに混合
・感圧複写紙:ノンカーボン紙(溶媒)、電子式複写紙
・塗料。印刷インキ:難燃性塗料、耐食性塗料、耐薬品性塗料、印刷インキ
・その他:紙等のコーティング、自動車のシーライト、陶器ガラス器の彩色、カラーテレビ部品、農薬の効力延長剤、石油添加物剤
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